MEIJUAN

bakery with 3 traditional companies

CUPは東京・東十条の商店街にあるパンの製造所兼販売所の空間設計を行いました。
明壽庵の名前は、東十条にほど近い王子の地で明治・大正から続く老舗──パンの明治堂(明)・久壽餅の石鍋商店(壽)・餡の王子製餡所(庵) に由来します。老舗三社の伝統技術を合わせた、ここにしかない特別な味わいの「あん食パン」のお店です。

東十条商店街特有の道に開いた空間の振る舞いを踏襲し、街から製造所までをつなげるバッファーとして、販売所を位置付けました。カウンターを空間の中心に配置し、各面に異なった役割を持たせることで、単に販売所としてだけではない、街の住人が集まるコミュニティを形成する場として機能する店舗としました。
カウンターやベンチには、「王子の行列」で狐が装束を整えるために集まったとされる宿木の榎にちなみ、榎の木を使用しました。

既存の空間を最大限に活かしながら、新たな要素を挿入することで、歴史の継承と革新、街のストーリーに重きを置く明壽庵ならではの空間体験を目指しています。

Client: MEIJUAN
Program: Factory, Shop
Status: Completed
Location: Higashi-Jujo, Kita, Japan
Date: 2021
Area: 70 m²

Architect: CUP inc.
Branding: Takram
Construction: Tokyo Kotetsu Kogyo

Photo: Shinya Sato (Shinya Sato Photography Office)